南キャン・しずちゃん、初代ヘビー級王者

女子ボクシングで2012年のロンドン五輪を目指している
お笑いコンビ・南海キャンディーズしずちゃんこと山崎静代(31)が
14日、香川・高松市内で行われた
「第8回全日本女子アマチュアボクシング選手権大会」で
初代の全日本ヘビー級王者に認定された。
日本アマチュアボクシング連盟幹部は、条件付きながら
日本代表候補合宿に招へいする意向も表明。
日本王者の肩書を得たしずちゃん
夢の五輪へ向けさらに一歩、近づいた。
  

悔し涙から一夜明け、しずちゃんは晴れやかな表情で閉会式に出席した。
13日に行った公開スパーで思うような動きができず涙を流したものの
技術は認められ、この日、女子全日本ヘビー級初代王者と認定された。
「賞状とメダルを頂いて、すごくうれしいんですけど、やっぱり昨日の出来が納得いかなかったので、私がもらってええんかな、って」としずちゃん
それでも「経験になりましたし、これからひたすら練習したい」と意気込んだ。


日本アマチュアボクシング連盟も高く評価している。
福島修副会長(63)は「現在の力では、世界で戦わせるのはまだかわいそう」としながらも、「素質は秘めているし、楽しみはある」とコメント。
吉森照夫専務理事(64)は「本人に意欲があって、日程の調整が出来れば、日本代表合宿にも呼ぶ」と明言した。
「ぜひ呼んでほしいです」と声を弾ませたしずちゃん。9月の世界選手権と11月のアジア大会の2つの世界大会に向けた今夏の代表合宿までさらなるレベルアップを図ることになる。


所属ジム「三浦フィットネス&ボクシング・スタジオ」会長で
ロス五輪&ソウル五輪代表の三浦国宏氏(47)は「課題が出て良かった。
これからコンビネーションなど、ガンガン鍛える」とサポートを約束。
平たんではない、世界&五輪への道のりだが
まずは第一関門をクリアした“ヘビー級チャンピオン”しずちゃん
今後に注目が集まる。