ジョンガリアーノ(John Galliano)=ディオール(DIOR)

ジョン・ガリアーノJohn GALLIANO)は1960年11月28日
スペインのジブラルタルに生まれる。
本名はホアン・カルロス・アントニオ・ガリアーノ
幼年時代にロンドンに移住。


1984年6月セントラル・セントマーチンズ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザイン(The London Institute Central Saint Martins College of Art and Design)のテキスタイル科・モード科を主席で卒業。
  

1985 S/S には、ロンドンコレクションにデビュー。
1989-1990 A/W には、パリ・オートクチュール協会の
招待でコレクションを発表。
1991年にはパリコレクションの正式メンバーに加入。
1995年ジバンシーGIVENCHY)のデザイナーに抜擢。
同年、3度目の
「ブリティシュ・デザイナー・オブ・ジ・イヤー」を受賞。
1996年クリスチャン・ディオールChristian Dior
のデザイナーに就任。
1997年、オートクチュール・コレクションにデビュー。
ジャンフランコ・フェレ(Gianfranco FERRE)の後を継いで
やや翳り気味だったクリスチャン・ディオールの人気を一気に
蘇らせた恐るべき男である。
デザインスタイルは、派手目の傾向。


2003年、ディップティック(DIPTYQUE)とコラボレートし
同ブランド初のライセンスアイテムとなる
「エッセンス・オブ・ジョン・ガリアーノ(essence of John Galliano)」
を発表。ジョン・ガリアーノとしても初のフレグランスアイテムとなる。
2006年、SILグループとランジェリーのライセンス契約を締結。
2007年、ジョン・ガリアーノプレタポルテ製造販売会社である
レ・ジャルダン・ダヴロン(Les Jardins d'Avron S.A.)と
ディーゼルDIESEL)が子供服の生産・販売
に関するライセンス契約を締結。


2007 S/S より、ITホールディングとのライセンス契約により
セカンドラインである「ガリアーノ(Galliano)」をスタート。
価格はファーストラインより3〜4割低い設定。


2007年、イタリアのアルビセッティと
ビーチウェアライン及びメンズアンダーウェアライン
に関するライセンス契約を締結。
2007年9月、レ・ジャルダン・ダヴロンとモレラート(MORELLATO)
が時計ラインの生産・販売に関する契約を締結。
販売は2008年1月から開始し、レディースとメンズの両ラインがある。


2008年1月、スワロフスキー(SWAROVSKI)とコラボレートし
同社の企業向けブランドである
「クリスタライズド・スワロフスキー・エレメント」を発表。
同イベントは、パリのオートクチュール・コレクション開催に
合わせて企画された。
2008年4月、レ・ジャルダン・ダヴロンとバレンテが
ファインジュエリーの製造・販売に関するライセンス契約を締結し
ジョン・ガリアーノ初のファインジュエリー・コレクションをスタート。


2008-2009 A/W より、セレクティブ・ビューティと
フレグランスのライセンス契約を締結し、初のフレグランスを展開。
2008-2009 A/W より、ディーゼルジャパンが
ジョン・ガリアーノの子供服の販売を開始。
4歳〜14歳の男児・女児向けのプレタポルテラインで大人服を
ほとんどそのままサイズダウンした100型とアクセサリーを展開。
2008-2009 A/W より、ITホールディングが
デザイン・生産・ディストリビューションを含めた
ライセンス権を取得し、アクセサリーラインの展開を開始。
ラゲージから旅行用バッグまで100型を発表。


2009年3月6日、東京・表参道の表参道ヒルズ
ガリアーノの世界初の直営旗艦店である「galliano 表参道ヒルズ店」
をオープン。総売場面積は約86平方メートルで
パリのジョン・ガリアーノ本店を含め
フルラインで見られるのは世界で3店舗のみ。


2009-2010 A/W より、株式会社アイ・ピー・ジー・アイ(IPGI INC.)
ガリアーノのクロージングラインとアクセサリーラインの
日本国内での独占輸入販売権を取得。



2010SS DIOR COLLECTION

1940年代のエレガンス。
イメージはローレン・バコールとハンフリー・ボガード
ローレン・バコールとハンフリー・ボガードの写真から着想を得たという
ジョン・ガリアーノによる「クリスチャン ディオール」。
また1940〜50年代に製作された「フィルム・ノワール
(サスペンス映画一般を指す)も
イメージソースにコレクションを展開した。

シルバーラメのトレンチコート(ボガードトレンチ)や
トレンチを変形させたラフル襟のジャケットなど
1940年代当時の装いをよりグラマラスでモダンに再現。
また「ディオール」のシグニチャーでもある“バージャケット”は
より腰のラインを強調した構築的なタイプが登場した。
今年7月に発表したクチュールコレクションからの流れを汲み
レースをあしらったショーツやコルセットドレスなど
ランジェリーを合わせたアイテムが多数見られたが
今シーズンは多くのメゾンがこのルックを追随。
ディオール」のトレンドセッターとしての先見性の高さを印象付けた。