黒澤明3

僕、JACK5も現代美術家沼田識史氏も

黒澤明監督が20世紀最大の天才の1人だと思っています。

黒澤監督の事を敬愛しているフランシス・フォード・コッポラ監督も

UCLAの学生の署名と共にノーベル委員会に「クロサワにノーベル

文学賞を与えるべきだ」という文章を送ったと聞いた事があります。

黒澤明監督には撮影カメラマンや衣装や美術などの素晴らしい才能を

持っている人々の協力があって、今の黒澤作品があるのは忘れては

いけないと思うのです。

もちろん奥さんの協力も重要だったと思います。

それとやはり、黒澤作品といったら色々な個性的で本物の役者達が

多く出演していますが、やはり世界の三船敏郎は黒澤作品には

かかせないと思うのです。

黒澤作品には「酔いどれ天使」「静かなる決闘」「野良犬」

「醜聞」「羅生門」「白痴」「七人の侍」「生きものの記録」

蜘蛛巣城」「どん底」「隠し砦の三悪人」「悪い奴ほどよく眠る」

「用心棒」「椿三十郎」「天国と地獄」「赤ひげ」の16作品に

主演しています。圧倒的なパワーと動きの早さと素晴らしい演技で

黒澤作品を支えました。

黒澤明監督と三船敏郎の信頼関係は、アメリカでいうと

ジョン・フォード監督とジョン・ウェインの信頼関係と似ている

と思うのです。