9回目の正直! 『M-1グランプリ2010』 笑い飯が悲願の王者に

“漫才日本一”を決めるお笑いの祭典『M-1グランプリ2010』決勝戦が26日、東京・六本木のテレビ朝日で行われ、笑い飯が決勝進出9回目にして悲願の王座に輝いた。10回目となる同大会だが、今回が最後の開催。最多決勝出場コンビである笑い飯は過去最多のエントリー4835組の頂点に立つと同時に、“最後のM-1王者”の称号と賞金1000万円を手に入れた。

大会委員長の島田紳助に「自分でわざと獲ってこなかったのかってぐらい(決勝で)失敗している」と言われた笑い飯だが、 王者に輝いた瞬間、2人は喜びと安堵が入り混じった表情を見せた。哲夫は2009年決勝でのネタ“チンポジ”に触れて「やらなくてよかった」と笑いを取り、西田は目に涙を浮かべ「やっとです! やっと獲りました!」と歓喜の声をあげた。

10年目にして最後の大会となる今年は、カナリアジャルジャルスリムクラブ銀シャリ、ナイツ、笑い飯、ハライチ、ピースのほか、同日午後に行われた敗者復活戦で勝ち上がった2009年王者のパンクブーブーが決勝戦に進出。今年初の決勝進出を果たしたスリムクラブが644点を獲得したほか、決勝最多出場の笑い飯と2009年王者のパンクブーブーが668点と同得点を叩き出し、上位3組が進出できる最終決戦に進んだ。

これまで初代グランプリの中川家を筆頭に、ますだおかだフットボールアワーアンタッチャブルブラックマヨネーズチュートリアルサンドウィッチマンNON STYLEパンクブーブーが戴冠。優勝と同時に賞金1000万円獲得だけでなく、知名度、注目度が急上昇し、数々の芸人をブレイクさせてきた“お笑い芸人の登竜門”として君臨してきた同大会。今年は司会を今田耕司上戸彩、審査員は大会委員長の島田をはじめ、松本人志渡辺正行中田カウス南原清隆宮迫博之大竹一樹が務めた。

実は笑い飯が優勝した時は、僕、JACK5は沼田識史(現代美術家)氏と話していて、女子フィギュアの浅田真央さんの演技と安藤美姫さんの演技を観ていて、笑い飯が優勝したネタも場面も観てないのである。でも女子フィギュアスケートを観て良かったと思っています。