ボージョレ・ヌーボー解禁

18日午前0時解禁のフランス産ワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」商戦をめぐって、流通業界と酒類各社の“温度差”が鮮明になっている。円高の追い風も手伝い、輸送コストの安いペットボトル入りの低価格商品に力を注ぐ流通業界に対し、人気の火つけ役だった酒類各社は「(ボージョレ・ヌーボーは)旬の時期が短い。在庫を抱えるリスクも高い」と冷静だ。

ボージョレ・ヌーボーをきっかけにワイン人口を広げたい」。大手スーパーの販売担当者はこう語り、手軽に飲めるペットボトル入り商品の強化に余念がない。イオンは容量の少ないハーフボトル(375ミリリットル)で500円の商品を投入。すべてのボージョレをペットボトルに切り替え、価格を安く抑えた。全国500店舗で「フランスフェア」を開くイオンは販売数量を前年比65%増やし、10日間での完売を目指す。

傘下のジャスコ津田沼店(千葉県)はワインアドバイザーによるボージョレ講座やビンゴゲームといったイベントを開催し、商戦の盛り上げに躍起だ。西友も750ミリリットル入り商品を昨年より約60円値下げして690円とし、前年比60%増の売り上げ増を見込む。

これに対し、サッポロビール円高効果で昨年より1本50〜100円値下げした一方、メルシャンとサントリーワインインターナショナルは空輸費用の増加から価格帯を据え置いた。ロゼワインなどラインアップの充実で愛好家の取り込みを図るという。ただ、サントリーは解禁に向けたカウントダウンといったイベントを中止したほか、メルシャンも昨年から取りやめたという。

一時は輸入量の急増したボージョレ・ヌーボーだが、平成16年をピークに減少。21年の輸入量は16年の半分の50万ケース(1ケースは750ミリリットル入りで12本分)に落ち込むなど「単なる風物詩」(関係者)といった受け止めが多い。

流通業界による直輸入の増加で酒類各社のうまみが減ったほか、「特別扱いする時代ではない」といった販売戦略の転換も、商戦の明暗につながっているようだ。

僕、JACK5も沼田識史(現代美術家)氏もお酒は呑まないが、いや呑めないが、よく人に聞かれることがある『お酒呑めなくてつまらなくないですか?』と。全然呑めなくてOKなのである。呑めなくてもこの世は自分の仕事も含めて、映画という趣味もある。僕はお酒というよりはお茶やウーロン茶やジャスミン茶がいい。