KinKi光一、山本寛斎のステージ版「七人の侍」に主演

KinKi Kidsの堂本光一(31)が、11月に有明コロシアムで行われるデザイナー・山本寛斎氏(66)のスペクタクルショー「七人の侍」に主演することが5日、明らかになった。主演舞台「SHOCK」が10周年を迎えるなどステージでの活躍には定評がある堂本だが、ジャニーズ以外の舞台に出るのは初めて。黒澤明監督の名作映画をモチーフにし、主演の堂本、仲里依紗(20)ら主要キャストのほか、舞台には総勢500人が登場。圧倒的なスケール感の中、堂本が激しいアクションで観客を酔わせてくれそうだ。
  
山本寛斎氏の世界観を芝居、音楽、ファッションで表現する「KANSAI SUPER SHOW」。これまでも2004年の哀川翔主演「アボルダージュ〜接舷攻撃〜」(日本武道館)、2007年のTOKIO松岡昌宏主演「太陽の船」(東京ドーム)など、そのスケール感に加え、内田裕也長渕剛アントニオ猪木といった異色の才能の参加と顔合わせが話題となってきた。
 今回、主役を務めるのは、堂本光一。野武士と戦う侍たちを描いた黒澤明監督の名作映画「七人の侍」をモチーフに、侍たちが奪われた「希望の光=夢」を取り戻す。

最近の堂本の活躍を見た山本氏が「何か新しい触発が生まれるのではないかと期待できる人物。今後の生き方にまで影響するような刺激をきっとお互いに味わうことができる」と起用を決めた。

現在、台本が完成しておらず、役は未定だが、堂本のほか、仲里依紗(20)、魔裟斗(31)、柄本明(61)、上島竜兵(49)、池谷幸雄(39)、森山開次(36)の7人がキャストに発表され、「七人の侍」を演じるようだ。堂本は映画版で三船敏郎が演じた菊千代役か、志村喬が演じた勘兵衛役になるとみられるが、決定には至っていない。

ド派手な演出で知られる寛斎氏とあって、戦いのシーンでは200トンの水柱や、炎が飛び交う中での空中戦も見どころ。舞台「SHOCK」で多種多様なフライングをこなし、殺陣やアクロバットにも定評ある堂本が、会場を縦横無尽に駆ける強く美しい侍姿で魅了しそうだ。公演は11月20、21日、東京・有明コロシアムで。3万2000人を動員予定。