パリの美術館で絵画総額110億円盗難

パリ(CNN) パリ市長室は20日、市立近代美術館から同日朝までに、ピカソマチスら有名画家による絵画5点が盗まれたことを明らかにした。

仏メディアによると、盗まれたのはピカソの「鳩と小さなエンドウ豆」、マチスの「田園風景」、モディリアーニの「扇を持つ女」、ブラックの「エスタックの近くのオリーブの木」、レジェの「燭台(しょくだい)のある静物」。

市長の補佐官によると、被害総額は1億ユーロ(約113億円)近くに上る。検察は総額5億ユーロとの見方を示している。

同補佐官はCNN系列局に「美術館には常時3人の警備要員がいるが、何も目撃していない。防犯システムが切られたようだ」と語った。

モディリアーニも売れないまま亡くなって、今は自身の絵画は有名になり騒がれて多額で売買されている。何か複雑な心境だ。無から有を理解する能力を多くの人達に身につけて欲しい。絵が1億円で売れたとかで「すごい」とかすぐに人々は判断し易い。そういう絵の見方はやめてもらいたいですね。僕、JACK5も沼田識史(美術家)氏も前から望んでいるところです。アメリカなんかは絵の作者が無名でも他人がどう思おうと、自分が気に入った絵は高値で買う主義だからまだいいですけど。