プルシェンコが真央の先生に!?4回転成功に太鼓判

バンクーバー冬季オリンピックも終わってしまいました。
気になる記事が書いてありました。


フィギュアスケート(27日・パシフィックコロシアム)
フィギュアスケート女子で銀メダルを獲得した浅田真央
(19)=中京大=が、男子銀メダルのエフゲニー・プルシェンコ
(27)=ロシア=とジャンプの合同トレーニングを行うプランが
27日、浮上した。この日のエキシビションで真央と共演した
プルシェンコは、真央の4回転ジャンプ成功に太鼓判。
天才ジャンパー同士が強力タッグを組み、
2014年ソチ五輪金メダルへ共闘する。


ソチに向けて歩み出した真央に、世界最高の“生きる教科書”が現れた。
06年トリノ五輪覇者で今回銀メダルのプルシェンコ
エキシビション前の公式練習で4回転トーループを軽々と決める
“氷上の皇帝”の姿に、真央はくぎ付けになった。


4回転を追求するプルシェンコトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)
を武器に戦う真央は、ともにアスリートとして極限の大技に挑み続ける
信念を持つ。今回は大技を決めながら銀メダルという結果も一緒だった。
2人は練習の合間に記念撮影し、真央がプルシェンコのほおにキス。
「一緒に滑れてうれしい。4回転とかスケーティングが間近で見られてよかった」と真央は喜んだ。


プルシェンコも五輪史上初めて計3回の3回転半を決めた
真央に熱い視線を投げかけた。真央の4回転成功の可能性を問われると
「イエス・シー・キャン(彼女はできる)」と即答。
「少し着氷に難はあるが鋭い回転をしている」と分析し
「自分が助けることもできる。彼女が望めばぜひ一緒に練習したい」
と自ら合同トレを提案し、先生役を買って出た。


この日、真央は「自分はまだ4回転は目標じゃなくて、
3回転半を正確に跳べるよう頑張りたい」と話したが
今後の練習では4回転挑戦も視野に入れていく。
タラソワ・コーチ(63)の指導を受けにロシアに行った際
世界一完成度が高い4回転ジャンプを跳ぶプルシェンコ
最強の“ジャンプコーチ”になりそうだ。

 世界最高228・56点で金メダルを獲得した金妍兒キム・ヨナ、19)=韓国=からも練習の合間に「マオチャン」と呼ばれて会話した。金は今季限りで現役引退する可能性があるが、「トップの点数は残るので、その点を追い越せるよう頑張る」と真央。メダル以上の収穫を胸にさらなる高みを目指す。


エフゲニー・プルシェンコ(Evgeni Plushenko)
1982年11月3日、ソ連(現ロシア)極東部のソルネチヌイ生まれ。
27歳。4歳でスケートを始め、97年世界ジュニア選手権優勝。
GPファイナルは4度、世界選手権は3度制覇。
五輪には02年ソルトレークシティー大会から出場し同大会銀
06年トリノ大会金。同大会後にプロに転向したが、09年に復帰。
10年バンクーバー大会は銀。178センチ、68キロ。