沼田識史 (美術家)が崇拝する人物(1)

ジャックといえば、わかる方にはわかると思いますが
ジャックニコルソン (Jack Nicholson)です。
私が尊敬する美術家、沼田識史氏が崇拝する人物のひとりです。

ジャック・ニコルソンの簡単なプロフィールは
1937年4月22日、アメリカ・ニュージャージー州ネプチューン生まれ。

父がアルコール中毒で、幼い時に両親が離婚、母親に育てられる。
しかし、母親を姉と教えられて育てられた為
真実を知らされたのは38歳の時だった。
1954年、カリフォルニアでMGMのマンガ部門の雑用係をしながら
演技学校へ。
1958年、ロジャー・コ―マン製作の
『Cry Baby Killer』で映画デビュー。
コーマン・プロの客員として10年ほど低予算映画に
製作・脚本・出演という形で関わり
ハリウッド中にゴロゴロしているうだつのあがらない
俳優の一人にすぎなかった。

1969年、「他に役者が見つからなかった」という理由で
出演した『イージー・ライダー』('69)で
アカデミー助演男優賞にノミネートされて一躍脚光を浴び
大スターの座に一気にのし上がった。
アカデミー主演男優賞候補となった
『ファイブ・イージー・ピーセス』('70)といった
アメリカンニューシネマの傑作で世界に名をとどろかせて以来
今日まで名実ともにアメリカ映画のもっとも優れた作品群を支えてきた。

後世に永く語り告げられるであろう天才個性派俳優である。
その容姿、発言、行動、どれをとっても個性的である。
それゆえ、多くの人が彼に憧れ、真似をし、魅了された。
ハリウッドで薬物使用を最初に告白したのも彼である。

その後は『愛と追憶の日々』('83)でアカデミー賞助演男優賞を受賞し
カッコーの巣の上で』('75)と『恋愛小説家』('97)で
2回アカデミー賞主演男優賞を受賞している。
1995年にはアメリカンフィルムインスティテュートから
生涯功積賞を授与された。


ジャックは男優の中ではオスカーにノミネートされること
最多の12回です。最多はメリル・ストリープの15回です。

1969 アカデミー助演男優賞イージー・ライダー ノミネート
1970 アカデミー主演男優賞ファイブ・イージー・ピーセス ノミネート
1973 アカデミー主演男優賞さらば冬のかもめ ノミネート
1974 アカデミー主演男優賞チャイナタウン ノミネート
1975 アカデミー主演男優賞カッコーの巣の上で 受賞
1981 アカデミー助演男優賞レッズ ノミネート
1983 アカデミー助演男優賞愛と追憶の日々 受賞
1985 アカデミー主演男優賞女と男の名誉 ノミネート
1987 アカデミー主演男優賞黄昏に燃えて ノミネート
1992 アカデミー助演男優賞ア・フュー・グッドメン ノミネート
1997 アカデミー主演男優賞恋愛小説家 受賞
2002 アカデミー主演男優賞アバウト・シュミット ノミネート


『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』The Little Shop of Horrors (1960)
ジャック・ニコルソンの嵐の青春』Psych-Out (1968)
『ザ・モンキーズ 恋の合言葉HEAD!』Head (1968)
イージー・ライダー』Easy Rider (1969)
『ファイブ・イージー・ピーセス』Five Easy Pieces (1970)
『愛の狩人』Canal Knowledge (1971)
さらば冬のかもめ』The Last Detail (1973)
『チャイナタウン』Chinatown (1974)
カッコーの巣の上で』One Flew Over the Cuckoo's Nest (1975)
『シャイニング』The Shining(1980)
郵便配達は二度ベルを鳴らす』 The Postman Always Rings Twice (1981)
『カンヌ映画通り』Notre Dame de la Croisette (1981)
愛と追憶の日々』Terms of Endearment (1983)
『女と男の名誉』Prizzi's Honor (1985)
心みだれて』 Heartburn (1986)
『ブロードキャスト・ニュース』Broadcast News (1987)
イーストウィックの魔女たち』The Witches of Eastwick (1987)
『黄昏に燃えて』Ironweed (1987)
バットマンBatman (1989)
黄昏のチャイナタウン』The Two Jakes (1990)
ア・フュー・グッドメン』A Few Good Men (1992)
『ウルフ』Wolf (1994)
クロッシング・ガード』The Crossing Guard (1995)
『マーズ・アタック!』Mars Attacks! (1996)
『恋愛小説家』As Good as It gets (1997)
『プレッジ』The Pledge (2001)
アバウト・シュミット』About Schmidt (2002)
恋愛適齢期』Something's Gotta Give (2003)
N.Y.式ハッピー・セラピー』Anger Management (2003)
ディパーテッド』The Departed (2006)
最高の人生の見つけ方』The Bucket List (2007)

余談ではあるがミステリック・リバーとミルクで2度
アカデミー主演男優賞を獲得している
ショーン・ペンもジャックニコルソンを尊敬していて
自分の息子にホッパー・ジャック・ペンと名づけ
ジャックニコルソンの名前から取っている。