やったね!松井秀喜!

アメリカ大リーグ、ワールドシリーズ第6戦が4日
(日本時間5日)行われ、ヤンキースが7−3でフィリーズを下し
対戦成績4勝2敗で9年ぶり27度目の世界一に輝いた。
「5番・指名打者」で先発出場したヤンキース松井秀喜外野手(35)は
先制2ランを含む3安打6打点の活躍で、チームを勝利に導いた。
さらに松井秀喜は今シリーズのMVPを獲得した。


松井秀喜は注目の第1打席、二回無死一塁からカウント2−3からの
7球目を叩くと、打球は高々と舞い上がり右翼席へ飛び込む
特大の先制2ラン。
松井秀喜はこれで今シリーズ3本目のホームランとなった。


三回の第2打席は、1−2と1点差に迫られた場面で二死満塁の好機。
松井秀喜はここでカウント2−0と追い込まれながら
中前に弾き返す2点適時打を放ち、この試合早くも4打点。


五回の第3打席は、5−1とリードを広げ一死一、二塁と
またも走者を置いた場面。
フィリーズはここで3番手の左腕・ハップを登板させた。
観客総立ちの中、松井秀喜は1−3からの5球目を叩くと打球はあわや
本塁打かという右中間フェンス直撃の2点二塁打となった。
これでこの日6打点、松井秀喜には観客の「MVP」コールが送られた。


第4打席は7−3と4点のリードに変わっての七回、一死一塁の場面。
松井秀喜は外角低めのスライダーに手を出して空振り三振に倒れた。
松井秀喜はこの日初めての凡退となった。


試合は、八回一死からヤンキース守護神のリベラが登板
フィリーズの反撃を1安打に抑え、4点のリードを守り切った。
ヤンキースは9年ぶり27度目のワールドシリーズ制覇。
松井秀喜ヤンキース移籍7年目にして初の世界一の座とともに
日本人初のワールドシリーズMVPを手にした。

松井秀喜という野球人はすごい人だ。
我慢に我慢をしてやっと掴んだ栄誉。
つらい時やたたかれた時、反論もしたい時もあっただろう。
でも、松井は自分を信じていた。
日本の野球の世界でも頂点を極めた男が
米国のべースボールの世界でもMVPをとった。