ソニアリキエル(SONIA RYKIEL)

ソニアリキエル(Sonia Rykiel)は1930年、フランス・パリ生まれ。


62年妊娠中にブティック「ローラ」のために
セーターとマタニティドレスを作り、これが彼女の処女作となる。
66年「ソニア・リキエル」を設立。
66年、パリのサンジェルマン・デュ・プレに自身のブティックをオープン。


普段着に使用されていたジャージー素材をモードにまで
もたらすことで、ニットをファッショナブルに変貌させた。
「ニットの女王」として有名。
エレガントかつ洗練されたファッションが特徴で
もっともパリらしいスタイルと評されている。


88年にはメンズコレクションに進出。
リキエルは初めてのメンズコレクションは自身の夫の着る服を
イメージしたと語る。
現在、ブランド「ソニア・リキエル」は子供服、フレグランス
コスメティックスやアクセサリーにも進出。
87年化粧品ライン「ナイト&デイ」をスタート。


90年にはパリ、サンジェルマン大通に本社とブティックを移転し
現在に至るまでここからソニア・リキエルのメンズ、レディース
子供服、小物、香水のクリエーションが発信されている。
現在はフランス国内だけでも社員300人以上の会社にまで発展した。


フランス文化省から勲章を3度受勲した。
ファッション以外の活動にも積極的に参加し
子供向けのお伽話、小説「赤い唇」
ファッション哲学を語った「裸で生きたい」
ソニア・リキエルのパリ散歩」
その他自伝の執筆など作家としても成功する。
94年にはロバートアルトマンの映画「プレタポルテ」に出演
マルコム・マクラーレンと彼のアルバム「パリ」でデュエットもした。


現在ではサンジェルマンに本社をおく企業と協賛で「
サンジェルマン・デュ・プレ賞」をもっともパリらしい活動をした
作家、画家、俳優に与える活動も行なっている。


2006年5月、日本代理店の株式会社オンワード樫山
ONWARD KASHIYAMA Co., Ltd.)がコンセプトショップ
「リキエル・ウーマン」を東京・代官山に開設。


10SS COLLECTION
“クラブ・リキエル”へようこそ!ポップでカラフルなダンシング・ガールズ

前シーズンのコレクションに引き続き、ブティックで
ショーを行なった「ソニア・リキエル」。
会場はミラーボールが輝き、銀色の紙吹雪があちこちに散らばって
まるでクラブのような雰囲気を演出。
見ているだけで楽しくなる、賑やかなコレクションとなった。
 
70〜80年代のディスコクラシックをBGMに
モデルたちは踊るようにノリノリでウォーキング。
サテンのキルティングのブラトップや
星モチーフをあしらったキャミソールドレスなど
トレンドであるランジェリーの要素を盛り込んだルックがお目見え。
マリンボーダーのニットトップやラメニットのジャケットなど
人気の定番アイテムもラインナップ。
今季は、シースルーのアイテムが多かったのが特徴的で
シルクモスリンのドレスやジャンプスーツなどは
繊細でエレガントな美しさを漂わせていた。

COLLECTIONのBGMは
1.Anita Ward『Ring My Bell』
2.Karen Young 『Hot Shot』
3.Donna Summer 『Bad Girls』
4.Micheal Jackson 『Don't Stop 'Till You Get Enough』