TAKEO KIKUCHI(タケオ・キクチ)=菊池武夫
3年位前にモダン・アーティストの沼田識史氏に聞いた事が
あります。1985、6、7年位からDCブランドブームが
広まっていったと。DCとは(デザイナー&キャラクター)ブランド
の略であります。沼田氏曰く、今は、誰でも世界の有名老舗ブランド
の服を着ることが出来るが、1985、6、7年位は、若い人に人気の
ポール・スミスの店舗がマルイの中に入ったばかりで、小さい
小さい店舗で営業していたらしいです。お客さんもあまり入って
いなかったらしいです。今はポール・スミスの店舗は大きいですけど
そんな時代もあったんですね。
その数多くあったDCブランド?と言っていいのか
アパレルブランドの中でTAKEO KIKUCHIの服は人気があったそうです。
TAKEO KIKUCHIは1984年に菊池武夫が創立したブランド。
1951年に暁星高等学校を卒業し、文化学院美術科に入学。
その後、1956年に原のぶ子デザインアカデミーを卒業し
佐藤賢司らと「服飾モダン・グループ」を結成。
1968年-1971年まで資生堂でポスターやカタログ・キャンペーン
などのコスチュームデザイン制作のかたわら
1970年に東レの招聘によって、黒人モデルを起用した
コレクションショーを行い日本のファッション界で一気に注目を浴びる。
そして同年カネボウと契約を結びます。
1970年7月レディースウェアを手がける株式会社「ビギ(BIGI)」
を設立した後1975年 メンズビギ(MEN'S BIGI設立)。
そして1978年にはメンズウェアとしては日本人で初めて
パリへの進出を果たしました。
菊池氏は、1984年神戸に本社を持つワールドへ移籍後
「TAKEOKIKUCHI」を発表。ブランドコンセプトは
「LONDON POP」。
2004年にTAKEOKIKUCHIから手を引き
2005年に大人の男性を意識した 新ブランドとして
「40CARATS&525」を設立し新たなメンズブームを作り出そうとしている。
TAKEO KIKUCHIの取り扱い店舗は日本に数えきれないほど多くあり
そのほとんどが各地有名デパートのインショップとして存在してます。
例えば関東地方では、大丸やマルイシティや西武百貨店など。