現代美術家 沼田識史

なんだ〜!(驚き)これは!(驚き)という絵は

なかなかめぐり合わない。日本の絵は大体

綺麗で精密に描こうとしているから面白くない

のです。そんなに精密に描きたいなら写真を撮れば

いいのであって、絵は絵の良い所があるのです。

忘れもしない2004年の、現代美術の展覧会で

憎愛少女」(ぞうあいしょうじょ)という絵に出合った。

「なんだ〜!この絵は!」という理屈じゃない

衝撃が走った。日本じゃこんな絵はなかなか観れる

もんじゃない。異様な迫力が直接観ると伝わってくる。

多分、絵の大きさは縦が160㎝位で、横が130㎝位

だったと思う。この「憎愛少女」を描いたのが画家であり

現代美術家沼田識史さんであった。この絵を観て

以来、沼田識史さんのファンになりました。当時沼田さんに

お話を伺ったところ、カンバスにアクリル絵具で描いたと言って

ました。当時僕は上野の有名な美大に通っていた頃

たまたま観に行った展覧会でした。その後、沼田さんのアドレ

スを教えてもらい親しくさせてもらい、画家 沼田識史さんの

好きなもの(映画や好きな人物や音楽など)を色々吸収させても

らいました。真面目で綺麗な絵も好きな人もいるでしょう。

でも、僕は学生の頃、綺麗な絵ばかりを描いていたので、

憎愛少女」(ぞうあいしょうじょ)という作品と出会って

絵は好きなように、自由に描いてもいいんだと思いました。