<iPhone4>ついに発売

米アップルの携帯電話「iPhone(アイフォーン)4」の販売が24日午前8時、アップルやソフトバンクの直営店、家電量販店で始まった。発売に合わせて、孫正義ソフトバンク社長が「ソフトバンク表参道」(東京都渋谷区)に駆けつけ、カウントダウンが行われた。同店には新端末を手にしようと、21日から計約300人が並び、発売を待っていた。行列の先頭に並んで、最初にiPhone4を手に入れた東京都世田谷区の男性は「月曜日の午後3時29分から並んでいます。洗練されたスタイルが私を魅了しています。これから大切に使っていきたい」と手にした喜びを語った。

孫社長はまず「日本中、世界中で多くの方々に予約いただき、予約した方全員にお渡しできないのが非常に心苦しい」と品不足を陳謝。「(初めて触った時は)しびれました。表も裏もガラスで、まるで宝石を触るような感じ。このすばらしい製品を手に入れた方々は、喜びをみんなで分かち合って欲しい」と商品に自信をみせた。

アイフォーン4は、厚さが現在販売されている端末の約4分の3で、両面ガラス製。ヘリコプターのフロントガラスに使われる素材で指紋がつきにくい。画面は画素数を4倍に引き上げて高精細な映像を表示できる。本体の両面にカメラを装備し、無線LANでテレビ電話も楽しめる。ソフトバンクモバイルはアイフォーン4の予約を6月15日から受け付けたが、「予測をはるかに超える予約があった」として18日に打ち切った。24日は「アップルストア銀座店」などアップル直営店やソフトバンクの直営店、量販店の一部で予約なしの当日販売を行う。予約台数や当日の販売予定台数は公表していない。