ギャップ(GAP)

1969年、アメリカのサンフランシスコで
ジーンズ専門店として、GAP(ギャップ)が設立。


GAPは世界中で約4000店を持つ
企画、生産、販売まで一貫して行うブランド。
GAPの他に、オールド・ネイビーバナナリパブリック
BANANA REPUBLIC)といったブランドを展開している。


GAPの創業は、1969年、アメリカ、サンフランシスコの
ジーンズ専門店「リーバイス(Levi's)なども取り扱った」
を始めたところにある。
創業者はドナルド・フィッシャー(Donald Fisher)。
成長に伴い、衣服、アクセサリー、子供服として
ラインナップを増やしていく。


GAPのコンセプトは
「クリーン、オールアメリカン、シンプル、グッドデザイン」で
基本は、トレンドに左右されないベーシックなデザインにあるが
時代の流れ、シーズンによりトレンドを取り入れながら
デザイン性の高い製品も展開する。


GAPの成長はライフスタイル提案型の展開にある。
コマーシャルにはミュージシャン、ダンサーなどを起用して
GAPの製品を超えた、ライフスタイル、着ることへの楽しみなど
イメージに訴えたCMや広告を展開。
ボブディランもCMでコラボレーションした。


さらにGAPはファッション業界のシステムに
一つの流れを作り出す。
それは、デザイン、製造、物流、販売、マーケティング
自社で一貫して行うもので、このような製造販売のスタイルは
SPA型の運営という一つの流れを作り出した。
この手法で、世界で統一したイメージを作り出し
ライフスタイルの提案をより強固なものとした。


同様の手法をとるブランドが、スウェーデンH&M
日本のユニクロ、スペインのZARA、イギリスのトップショップ
などにあたる。


2007年、パトリック・ロビンソンがデザイナーに就任。
北米におけるレディースウェア及びメンズウェア、アクセサリー
インティメート・ラインの全てのディレクションを担当。
ロビンソンは、デザイナーだけではなく
上級副社長(シニア・バイスプレジデント)も兼任している。
新鋭デザイナーとの限定コラボレーションライン
「Gap Design Editions(ギャップ・デザイン・エディションズ)」
をスタート。ドゥーリー、サクーン、ロダルテとコラボレートする。


2008年、2回目の「Gap Design Editions」として
3.1フィリップリム、バンド・オブ・アウトサイダーズ、
マイケル・バスティアン、スリー・アズ・フォー、
フィリップ・クランジとコラボレートした。


2008S/Sシーズン、ピエール・アルディ(PIERRE HARDY
とコラボレーションでシューズのカプセルコレクションを発表。
アルディのコレクションを1万円前後の価格で販売する。
GAPがシューズデザイナーとコラボレーションをするのは
初めての試みとなる。


2009年4月24日、秋田に新業態の旗艦店である
「ザ・ギャップUSA(the gap USA)」をオープン。
総売場面積は約710平方メートル。